
「NISAの年間投資枠ってどう使えば損しないの?」
「つみたて投資枠と成長投資枠の違いがよくわからない…」
そんな疑問をお持ちのあなたへ、この記事では、2024年からスタートした新NISAの年間投資枠(360万円)を賢く使う方法を、投資初心者にも分かりやすく解説します。
- 年間投資枠と生涯投資枠のしくみ
- つみたて投資枠・成長投資枠の違いと使い分け方
- 年間360万円を無理なく活用する黄金ルート
- 失敗しない証券口座の選び方とおすすめ商品



ぜひ最後まで読んで、非課税枠を最大限に活かした投資を始めましょう!


はご板もち平
- 元役所勤務
- FP技能士2級
- 現ウェブライター
- iDeCoで6年運用中
- 旧NISAで元本約2倍
- 新NISA満額めざし積立て
おことわり
この記事は、ぼく自身が学んだことや調べたことをまとめたもので、あくまでも情報提供が目的です。
特定の商品や投資手法をすすめたり、売買を勧める意図はありません。
できる限り正確な情報をお届けできるよう心がけていますが、内容の正確性・完全性などは保証できません。
もし、この記事の内容を参考にして損失が出たとしても、責任は負えませんのでご了承ください。
投資は最終的にご自身の判断と責任で行うものです。焦らず、じっくり考えてから決めてくださいね。
NISA年間投資枠のしくみをわかりやすく解説
まず、新NISAの年間投資枠は最大360万円。
この360万円を、「つみたて投資枠」「成長投資枠」の2つに分けて使います。
投資枠 | 年間上限額 | 生涯上限額 | 投資対象 | 非課税期間 |
---|---|---|---|---|
つみたて投資枠 | 120万円 | 制限なし(※) | 投資信託(低コスト・積立型) | 無期限 |
成長投資枠 | 240万円 | 1,200万円 | ETF・個別株など | 無期限 |
合計 | 360万円 | 1,800万円 | ― | 無期限 |



※つみたて投資枠は生涯投資枠(1,800万円)内で自由に利用できます。
【結論】NISA年間投資枠は「分散」と「バランス」がカギ
年間投資枠の賢い使い方は、以下の通りです
- つみたて投資枠(120万円) → 毎月の積立で確実に埋める
- 成長投資枠(240万円) → ボーナスや余剰資金でスポット投資
つみたては「長距離走」、成長投資枠は「ダッシュ+ジャンプ」のようなもの。
両方をうまく組み合わせることで、リスクを抑えつつリターンを狙えます。
初心者はつみたて投資枠からスタート
- 毎月1〜10万円程度を積み立て
- インデックスファンド中心に選ぶ
- リスク分散と時間分散が同時にできる
まずはつみたて投資枠を満たすことが、「NISA年間投資枠を賢く使う第一歩」です。



新NISAを始めるには、証券口座の開設が必要です。
楽天証券かSBI証券なら間違いありませんよ!
【関連記事はこちら】
→ 楽天証券の新NISA開設方法を画像つきで徹底解説!
→ SBI証券の新NISA開設方法を画像つきで徹底解説!
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成長投資枠は“余裕資金”で活用するのがコツ
- ETFや株式で積極運用が可能
- 米国株や高配当株など自由に選べる
- 一括投資も可能だが、リスク管理が重要
一括投資は、リターンが高い代わりにブレも大きいので、成長投資枠でもつみたて設定がおすすめです。



生活費に手をつけず、余剰資金のみで使うのが賢い使い方です。
【投資枠の賢い活用術】おすすめの資産配分は「つみたて7:成長3」
以下のようなバランスで運用すると、初心者でもリスクを抑えて成果を狙えます。
- つみたて投資枠:70%(毎月定額で積立)
- 成長投資枠:30%(相場に応じてスポット購入)
この戦略は、「時間分散」と「価格分散」の効果を両取りできるのがポイントです。
「7:3」という考え方
例 | 1年に用意できる投資予算 | 7割(つみたて投資枠) | 3割(成長投資枠) |
---|---|---|---|
Aさん | 約170万円 | 120万円(満額) | 約50万円 |
Bさん | 300万円 | 120万円(満額) | 180万円 |
Cさん | 360万円(上限) | 120万円(満額) | 240万円(満額) |
- まずつみたて枠を満額(120万円)にして主食を確保!
- 残るお金のうち、およそ3割をごちそう(成長枠)に回す



というリスク配分の目安です。
具体的な年間投資枠の使い方を見る
例えば、満額が可能なら10万円×12か月=120万円
【初心者にも易しい】NISAで買いたいおすすめ投資信託&ETF
「何を買えばいいのか分からない」という人のために、つみたて投資枠でおすすめの投資信託、成長投資枠でおすすめのETFを紹介します。
投資に絶対儲かるという話はありません。ここで紹介するのは初心者にもおススメできるものですが、購入する際は自己判断でお願いします。
つみたて投資枠向け
商品名 | 特徴 |
---|---|
eMAXIS Slim 全世界株式 | 世界に分散投資・定番の人気商品 |
eMAXIS Slim 先進国株式 | 米国・欧州中心の安定運用向け |
ニッセイTOPIXインデックス | 日本株に低コストで投資可能 |
成長投資枠向け
商品名 | 特徴 |
---|---|
VOO(S&P500) | 米国500社に分散・安定成長 |
VT(全世界株ETF) | 地球全体に一気に投資できる |
VYM(高配当ETF) | 配当重視で中長期保有向き |
ETFとは「Exchange Traded Funds」の頭文字をとったもので、上場投資信託のことです。
洋菓子店にある、いろいろな種類の焼き菓子を1つのカゴに詰め込んで売られている商品に似ています。



ETFについては別の記事で詳しく解説していますよ↓
積立 vs 一括投資|NISA枠の使い方の違いと使い分け



つみたてのほうが儲かるのかな?
積立てか一括投資がいいのか、鋭い人は疑問だとおもいます。
それぞれの向いている人・メリット・注意点をまとめました↓
投資方法 | 向いている人 | メリット | 注意点 |
---|---|---|---|
毎月積立 | 初心者・会社員 | リスク分散・自動で手間なし | 積立額が少ないと効果が遅い |
一括投資 | 経験者・余裕資金あり | リターンが早く得られる可能性 | タイミング次第で損失も |



積立を基本に、余裕があれば一括投資をプラスするのが王道です。
NISAの非課税枠は使わなきゃ損
たとえば年利5%で20年間運用した場合:
- 課税口座 → 約212万円
- 非課税口座(NISA) → 約265万円
その差はなんと50万円以上!
年間投資枠は可能な限り活用し、非課税効果をフルに取り入れましょう。
NISA年間投資枠を賢く使うための3ステップまとめ
STEP1:生活防衛資金(3〜6か月分)を確保
投資前に、急な出費への備えは必須です。
STEP2:つみたて投資枠を満たす
初心者はここから。毎月自動で積立。
STEP3:成長投資枠を活用してプラスα
余剰資金でETFや株にも挑戦し、資産成長を狙う。
✅ NISA年間投資枠 理解度チェック表(自分でチェックしてみよう!)
🎯 チェック結果の見方
- ✅ 7〜8個「はい」 → 理解度バッチリ!すぐに行動に移せます。
- ✅ 4〜6個「はい」 → 基本はOK!気になった部分を復習しましょう。
- ✅ 0〜3個「はい」 → もう一度記事を読んでみよう!焦らずじっくり理解でOKです。
【まとめ】NISAの年間投資枠を賢く使って将来に備えよう
新NISAでは、年360万円、最大1,800万円という大きな非課税枠が用意されています。
これは、通常の課税口座では得られない“非課税での運用益”を長期で積み重ねるチャンス。
資産形成を本気で考える人にとって、これ以上に有利な制度はほとんどありません。



つみたて投資枠は「こつこつ型」、成長投資枠は「積極型」
新NISAの魅力は「自分の性格やライフプランに合わせて選べる」こと。
- つみたて投資枠は、月々の収入から少しずつ積み立てる「こつこつ型」。初心者や安定志向の方にぴったりです。
- 成長投資枠は、自分で商品を選んでより積極的な運用ができる「攻め型」。中上級者やリターンを狙いたい人に向いています。
大切なのは、「自分の生活と目標に合ったスタイルで無理なく続けること」。
焦らず、でも確実に。投資は“始めること”が最大のハードルです。
非課税というチャンスを逃さず、あなたの未来のために一歩を踏み出しましょう。
まずは証券口座の開設から始めてみてください!
→ 楽天証券の新NISA開設方法を画像つきで解説!記事を見る
→ SBI証券の新NISA開設方法を画像つきで解説!記事を見る
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